インタビュー

私らしく人生を歩みたい―。
そうは思うものの、そもそも「私らしさってなんだろう」と疑問が浮かぶ人もいるはず。
「La-Chic」では様々なフィールドで「私らしく」生きる女性=“ラシカりすと”達にインタビューしながら、読者の皆さんと一緒にそのヒントを見つけていけたらと思っています。

今回のラシカりすと

島田純子さん

フラメンコ教室「ALEGRIA(アレグリア)」

島田純子 さん

過去も未来も変わらないこと。
――それは『感謝し続けること』【前編】

富山県でフラメンコ教室の代表を務めている島田純子さん。フラメンコの魅力を伝える第一人者として、約80名の生徒さんとともに現在も舞台に立ち続けています。
彼女の原動力は一体何なのか。また、最も大事にしてきたこととは何なのか。島田さんの「歩み」を紐解いていきたいと思います。

フラメンコがただただ楽しかった!
「好き」が溢れすぎて、単身でスペインへ。

――フラメンコをはじめたきっかけは何でしたか?

20年以上前のことなので…正直覚えていないんです(笑)
ただ、フラメンコのなにかを見て「やりたい!」と思ったんでしょう。最初は月2回の習い事からはじまりました。

カルチャー教室に通い始めて1年後、急に「スペインに行って、本場の技術を学ぼう!」と思い立ち、すぐに航空券を買って飛び立ちました。それが20代後半のことです。
誰かに何かされたわけではなく、自分自身が「もっとうまくなりたい!」と奮い立ったんですね。
通訳がいるわけでもなく、たった1人でスペインに行ったんです。2週間~1ヵ月くらい滞在しましたね。基本の挨拶とありがとう・ごめんなさいの3語だけ覚えて乗り込みました。凄い行動力ですよね!若いってすごい(笑)
親には「生きてるよ~!」という報告だけ定期的にしていました。


それ以降、年1回はスペインに研修へ行きました。富山から約24時間かけて、10回以上は訪れましたね。
とにかく、やりたいことが止められない性格なんです!
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公務員として働いてた時期、
自分がフラメンコを教えることになるとは
考えてもいませんでした。

――人生のターニングポイントは何だったのでしょうか?

元々は公務員として分析技術やの職に職いていたんです。分析の仕事ももちろん好きでしたし、その当時はフラメンコを教えることなど考えてもいませんでした。
その後、県外に出ていろんな人と出会ったり、スペインでの留学をきっかけに、自分の人生を見つめ直すことがありました。そんな折…20年ほど前ですかね?「フラメンコ教室をやってみないか?」と声をかけてもらったんです。
大好きなフラメンコの先生に――。戸惑いもありましたが、思い切ってやってみることにしました。


教室をはじめてからも色々ありましたが、何といっても40代での妊娠・出産は大きな転機になりました。
大きなお腹でスペイン人を招いてライブもしましたし、出産日当日まで生徒さんにレッスンしていたんですよ(笑)。

でも何故か、「私は絶対に大丈夫」という自信がありました。

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【誠実であること】
自分の歩みを1歩も止めることなく進めたのは、
周りの支えがあったから

――子育てと仕事の両立。大変なこともあったんじゃないですか?

産後はとっても大変でした!体力的に(笑)
体を使う仕事だったので、産後体力がなくなったり、体がボロボロだったことが辛かったです。
でも、出産後2週間で仕事復帰しました。

私の場合、女性が多い職場なので、出産や子育ての理解がありました。だからこそ、仕事はどこも停滞することなく続けられました。

それは『生徒さんと家族の支えがあったから』。
70代の生徒さんが自分の子どもの抱っこをしてくれたり。レッスン中は両親が子どもの面倒を見てくれたり。本当に助けられました。
周りが子どもの誕生を本当に喜んでくれて、それが励みにもなりました。

「教えているから」「先生だから」と思い上がることなく、
誰であろうと、自分を支えてくれている人への「感謝」は絶対必要だと実感しました。
日々の人間関係があったからこそ、いざという時に助けてくれたんだと思います。
誠実であることーー誰に対しても、出来る限り誠実にすることを大切にしています。
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「大切な人への感謝は忘れない」という島田さん。
彼女のお人柄が、人々を魅了しているのかもしれません。
後編では、島田さんの夢や未来展望、彼女が思う「私らしさ」について、掘り下げていきたいと思います。

 

 

島田純子さん
プロフィール

島田純子 さん

ラシカりすと File015

スタジオ「ESTUDIO EL PATIO」を設立。
フラメンコ教室「ALEGRIA(アレグリア)」代表。

日本フラメンコ協会会員
現代舞踊協会会員
富山県洋舞協会会員
射水市芸術文化協会理事