インタビュー

私らしく人生を歩みたい―。
そうは思うものの、そもそも「私らしさってなんだろう」と疑問が浮かぶ人もいるはず。
「La-Chic」では様々なフィールドで「私らしく」生きる女性=“ラシカりすと”達にインタビューしながら、読者の皆さんと一緒にそのヒントを見つけていけたらと思っています。

今回のラシカりすと

髙畠里美さん

美容院cacicori(カシコリ)

髙畠里美 さん

女性の美を全力サポートして
3世代から愛されるお店に。【前編】

今回お話を伺ったのは美容院cacicori(カシコリ)を経営する髙畠里美さん。
幼少期からの夢である美容師という仕事に常に全力投球。彼女の原動力について伺いました。

お客様に最高の時間を提供したい。

ー今のお仕事について聞かせてください。

富山市で美容院cacicori(カシコリ)のオーナーをしています。
”持ち”の良いヘアカットと、まるでヘッドスパのようなシャンプー、マッサージを得意としています。

お客様からは「指の圧が違う」と言われています!

やる気スイッチを入れたり、休息タイムにしてもらったり、ちょっとした現実逃避をしていただいたり…、お客様にとってそんな空間にできたらなと思っています。

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幼少期から夢見た美容師という仕事。
きっかけは「妹を可愛くしてあげたい」という姉妹愛。

ー美容師になったきっかけは何ですか?

幼い頃に母親の美容院について行って、美容師さんの仕事を見て、面白いなぁと。それからはずっと夢は美容師になることでした。

強く美容師になろうと思ったのは、小学生の時に妹と美容院で髪を切ってもらったときですね。その時にショートカットというか、すごく短く気に入らない髪型にされてしまって、嫌すぎて妹と2人でわんわん泣いたんです。

その妹の姿を見て「お姉ちゃんが切ってあげたかったー!」と思ったのがきっかけです。それからはずっと同じ気持ちを貫いていました。

高校に入ってからも「なんでこんな勉強しないかんのか、早く美容師の勉強がしたい~!」と思ってましたよ!時代的にも「すぐに現場に入りなさい」という時代だったので、高校卒業後は、美容院に入社して働きながら、通信制の美容学校に通っていました。

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仕事と家族と私。
バランスを取りながら常に前進。

ー美容師になってから独立するまでの経緯は?

結婚・出産後も高校卒業後に入社した美容院でずっとお世話になりました。

23歳で店長を任されてから、今考えると信じられないぐらい働いていたなぁと思います。

結婚してからも変わらず忙しく働いていましたが、37歳のころ母親のように接してくださってたお客様に「仕事は40になってもできるから、子どもを産んでこられ」と言われたのをきっかけに、妊活をして長女を出産しました。

その後復帰しましたが、40歳になった頃に安室ちゃんが引退したんです。それに影響を受けて「独立しよう!」と決断しました。

すぐに不動産屋さんに行って物件を探し始めました。

仕事、育児、家事のバランスを考えたときに、独立して店舗兼住宅にするという選択肢を取るのが最善なんじゃないかなと思って、一生懸命動き回りましたね。諦めてしまいそうな問題も山積みでしたが、夫と周囲の皆さんの理解と協力のおかげで、なんとか美容院をオープンできました。

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―後編へ続く。

髙畠里美さん
プロフィール

髙畠里美 さん

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美容院cacicori(カシコリ) オーナー