人に喜ばれるのと嬉しい！
それが私の原動力！

ー洋菓子店を経営されているとのことですが、小さいころからの夢だったんですか？

いえ、お菓子作りは小さなころから好きでしたが、仕事にしようとは思っていませんでした。

お菓子作りを始めたきっけは、小学生の時に、子どもが料理をする番組がやっていて、それを見て「私もやってみたい！」と母に言ったことからです。

それから毎週母が私と友達に料理を教えてくれて、それが本当に嬉しくて楽しくて…！さらに作ったお菓子を家族や友達がすごく喜んで食べてくれるのが嬉しかったんですよね。

ほんとうに好きなことを仕事に！
誰にでも輝ける場所がある

ーそれから仕事にしようと思ったきっかけは？

高校は進学校で、卒業後は大学に行って違う職業に就くと思ってたんです。

しかし、ある事情で、その仕事はしなくても良くなって、自由に職業を選んでもいいよ！となったときに「私ケーキ屋さんになりたい！」と思いました。

それからいろいろなケーキ屋さんに「ケーキ屋さんになりたいんですが、どうしたらいいですか？」と話を聞きに行きました。するとほとんどの方が「専門学校に行かずに働きながら学べるよ」と教えてくれたんです！

なので私の高校では一人だけ、卒業後に洋菓子店に就職しました。

担任の先生も校長先生も応援してくれて、家族も理解してくれてました。本当は大学に進学すると思ってたでしょうけど…(笑)。

パティスリージラフというケーキ屋さんの姉妹店で働いて、その後ANAクラウンプラザホテルのケーキ作りの部署で腕を磨きました。

思い立ったら即行動！
普段からは想像できない行動力に驚かれます

ーそこから洋菓子店を開業するようになったきっかけはなんですか？

22歳のときに結婚し、その後妊娠出産をしました。

ケーキ屋さんは拘束時間がとても長く、育児との両立ができなかったので、飲食店やカフェでパートをしていました。

ただ、本当にふんわりと「いつか自宅でケーキ屋さんができたらな」と思っていたので、家を建てる時にとりあえず開業できるだけのスペースを作っていたんです。自宅でお店をやって、子供が学校から帰ったときに「おかえり」と言いたいなと。

しばらくそのスペースはそのままになっていたのですが、3人目の妊娠中に「今だ！」と思って、大工さんに改装してもらい、飲食店の開業届を出しました。

―後編へ続く。